転職する時は慎重に考えてから
看護師さんの転職は日常茶飯事です。このため転職をサポートする情報誌や
仲介会社・仲介サイトなど多数の媒体と情報が氾濫しています。
これだけ求人があるという事は、確かに売り手市場です。これからますます看護師
の需要は増えていきます。
情報誌やサイトでいろいろな情報が耳に入ってくると、今働いている病院や診療所
の職場環境がよくないように感じてしまいます。となりの芝生は青いのと同じです。
外から見ているのと、中で働くのは明らかに違います。ですから情報に惑わされないようにするのが大切です。
一度転職した職場が想像していたのとは違うと、今度は転職のハードルが低く
なって次の転職先を探すようになります。何度も転職を繰り返す看護師さんは
結局最後まで理想の職場に就くことが出来ないのではないでしょうか。
そうやって短期間で転職を繰り返すと、結局は自分のキャリアや実力を伸ばす
ことができなくなります。
何でも最初が肝心です。もし最初の職場の職場環境がどうしても気に入らず転職したいと思ったときはもう一度慎重に考えてみましょう。今の職場に残って環境を
改善していくことは出来ないのか。転職して後悔することはないか。
それでも絶対転職したいと思ったら転職してみてもいいでしょう。
看護師の転職理由について
看護師が転職を検討する場合の理由は人間関係あるいは職場関係又は家庭環境に大別されています。
人間関係の問題に関してはコミュニケーション不全による孤立や軋轢等があります。
職場の人間と相性が良くなかっただけであり看護師としての仕事には不満がない場合には別の職場への転職が望ましいです。
次に職場関係の問題に関しては、勤務態勢や勤務シフト又は勤務内容によって体力的あるいは精神的にダメージを受けている場合です。
環境を変える事によって又、看護師としてのスキルや経験を培う事が出来ます。
職場によっては託児所や日勤のみの勤務あるいは寮等が完備されている場合もある為、必要である設備や施設を有効的に活用する事が大切です。
最後は家庭環境の問題です。
結婚や出産等ライフスタイルの変化によって仕事を継続する事が容易では無くなるケースです。
一時的に看護師の職業から遠ざかる事が多い傾向です。
看護師の職業や勤務自体に問題が無い場合には、生活が落ち着いた時点から少しずつ看護師への復職を視野に入れる事が大切です。
ちなみに看護師はブランクのある場合でも復職する事が比較的多い職業の一つです。
看護師として培ってきた経験やスキルは一人一人さまざまである為に、経験やスキルを活かした職場を見つける事が望ましいです。